今日は、次女の試合だった。
ラッキーな事に車出し当番だったので、丸一日、娘の様子が伺えた。
夏休み期間中、今日の大会で優勝することを目標にして練習を重ねてきた。
かごの中から汚れた衣類を取り出し、それを洗濯機の中に放り込んでいると 次女の体操服が、汗びっしょりで重い!
毎日、頑張っている様子が手に伝わってくる。
私は、試合4日前から 炭水化物を主にした特別メニューを 娘の為にこしらえて応援してきた。
娘の頑張りを思うと造作無いことだ。
ジュニアオリンピックという 大きな舞台を懸けた勝負だった。優勝者のみが勝ち得るものだった。
朝7時に競技場に着き 娘の競技は 午後4時10分からだった。
アップ中の娘を覗きに行く 男前だった。
スタート前の静寂の一瞬、娘は ますます男前だ。
いよいよ スタート!
「こちびちゃんファイト!」と 横一列に並んだ部員みんなの声が響く。
ゴール50メートル前「そりゃ! そりゃ! そりゃ! そりゃ!」と 母も声援する。
娘は倒れ込むように ゴールした。1500を走りきった。
結果は2位だった。
「こちびちゃん オツカレー!」と 部員みんなが一斉に声を掛けてくれる。
が・・・
娘は自分に納得していない。 頭をたれたまま競技場を出る。
納得のいく試合の時は 渋い顔をますます渋くさせて その場でシューズを脱ぎ 裸足で競技場を出て行く。
表彰台に上った娘の肩が少し震えていたような気がした。
母 「オツカレー」と 声を掛ける。
娘 「ああ.オツカレー」と一言。 目を合わすのがやっと・・・
午後7時 競技場を後にする。
玄関で 娘が口元をへの字にして・・・スパイクの手入れをしている。
この子には何も言うまい。 そっと桃をむいであげた。
結果はどうであれ 娘は 静寂の一瞬を経験する度 男前になっている。
.
コメントを投稿するにはログインしてください。