映画「武士の一分」を観てきました。
最高です。
地方の小藩を舞台に、下級武士の愛情と意地を描いています。
主役は木村拓哉さんです。武士の一分に懸けて、我が命代えてもという真情で復讐を成します。
その妻は壇れいさんです。私、初めて知りました。瞳で語る素晴らしい女優です。とても切ない想いを自然に演じていました。
中間として仕えている笹野高史さんの脇役振りは、静かな映画を 時にユーモラスにしてくれました。
上に立つ人の正しい判断に何度もうなづきました。愛に溢れた自然な演技に、そして 流れに感動しました。
ラストに流れる尺八の響きと、狭いお屋敷の背景がますます心を落ち着かせてくれました。
あ~最高です。観客は最後まで深々と席に座り、明るくなるまで誰一人として立ちませんでした。
私は、照明の誘うがまま駐車場へ・・・そして、帰宅して風呂に入るまで、至福の時となりました。
あれ~!長女に頼まれていた割引クーポン券とパンフレットを頂いて来ることをすっかり忘れていました。
「そんなに良かったん!」
と 娘は責めることなく羨ましそうに私を見ていました。
原作:藤沢周平の思想が、現代社会にお目見え~!!
監督:山田洋二の演出と映像は、素敵~!!
とっても素敵なこの空気を また観たい、触れたい、感じたい!!
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