息子へ

誕生日
今日はお誕生日おめでとう。

大人の仲間入りをしてどう? 社会は、そうそう甘くないよね。

それでも、今の世の中は、あなたが大人になっていくのを気長く待ってくれているんだよ。 ありがたいでしょ。

目の前に現れるコト全てがあなたに必要なこと。 決して無駄なモノは無い。

今は謙虚に、心して受けよ。 覚悟の程は?

お父さんも母さんも、ありったけの愛情を注いであなたが大きくなるのを見てきたけれど、

この気持ち、どれほど届いているだろう。

いっぱいの不満があると思うけれど、母さんもまだお子ちゃまだから、そこんところは許して欲しい。

でもね、これだけは自信を持ってほしい。

パンツをはくことから始まって、お箸の持ち方、電話の受け方、はさみの渡し方、敷居のまたぎ方、教わったことはいろいろあるよね。 数え切れないね。

特にお父さんの躾?は、厳しかったよね。母さんには、まぁ~ったく考えてない禅問答に見えたこともあったけど・・・(笑

勉強のこと、他のことにしても、細かいことを言う必要が無いほどに、あなたは真っ直ぐに頑張ってきたね。

オギャーと生まれてこれまでの間に、世間一般の躾は全て終っているから、自信を持ってほしい。

どんな場所に出ても大丈夫。 恥ずかしいような躾はしていないから。

さぁー、それをどう膨らましていくかは、今度はあなたの力量だからね。 明日の自分のつくり方、頑張ってね。

失敗をして、ぼろぼろになる時がこれからあるかもしれない。それはそれで、いいんだ。

即、反省をして対策を練って真剣に生活してよ。 生きて、生き抜いてよ。 期待しているから。

人の後姿にため息、斜め目線の無視、大きな声での叱責、拳骨や張り手での殴り合い、弱いものへの虐待、金銭の貸し借り。

それらをどう思う?

人を失望させるのはたやすい。 信頼を得ることは難しいよ。

あなたを失望させる父親、母親とならないように、私たちも頑張るからね。

将来、どんな大人になるのかなあーと想いを馳せる。

父親に似て、我がままなんでしょうね。 頑固ともいいますが・・・。

我がままが似合う人になって!って言ったら誤解されるかな。

好き嫌いがはっきりしていて、思ったことを率直に言えて、それでもって魅力的な人に。

そんな人になれるかしら。

今でさえ、どこからどう見ても 頑固オヤジ予備軍。

あら? こんな人のところへお嫁さんの来てがあるかしら。

バラ
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ある朝
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美味い酒

とある酒場で友人2人と呑んだ。

本当に美味しいお酒だった。

酒が、肴が、美味しいのではなくて、お話をしながら呑むから美味しいと感じさせるのだろう。

飲み始める時、3人が口を揃えてビールを頼んだ。 

喉が乾いているという訳でもないのに、味わうことをしないで一気に呑んだ。

口に含む前から、「このビールは美味い!」と思っているからなぁー……。

案の定、飲み始めたお酒は格別に美味しかった。

 

翌朝、「お酒は、もういらない!」って思った。

随分弱くなったなー。 あー、卑しい呑みっぷりだったんだろうなぁー。 

うつろな私の目は冷たいところを探している。

ショップの鏡に、全身でへばり付いた。こりゃー気持ちいいー♪

あれ、化粧が付いちゃった。かがんでも苦しい、背を伸ばしても苦しいのに、いつも以上の仕事が増えちゃったよ。

「よいしょ。よいしょ。」と、鏡を磨きましたとさ….☆”

LOVE

梅雨寒む

傘を差し大通りを渡って通帳記帳のため銀行へ向かった。

五月も中旬に入ったというのに、冬の雨のように冷たかった。

NTT裏の細い路地はツツジが並んでいる。私は勝手にツツジ街道と名を付けている。ところが、冷たい雨に叩かれてそのツツジは哀れな姿になっていた。

とうとう終わっちゃった~。

桜の満開の時期からツツジは見事な咲きっぷりだった。悲しくも剪定がなされていないのでこのラインは絵にならないって思っていたけれど、それでもツツジの花は魅力的で、これまでの時期を楽しませてくれた。

あー、華やかな姿をデジカメに撮って置くべきだったねぇ・・・。旬を逃しちゃったね。

誰が管理してるんでしょう。華やぐ時期に最も美しい姿で!と思うのは、私だけでしょうか?

しおれたバラ

箱入り娘

バラ 。。。バラ 。。。バラ

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五月も中旬に入ったというのに、今日の雨は冬の雨のように冷たかった。

仕事から帰り、やっとの思いで晩ご飯を作り並べた。

その時、バスケットボールが食卓に直撃!

「室内でボール遊びは止めなさい!」と言う、私の再三の注意を聞かず、娘はそのボールで手遊びをしていたのだった。

私の怒りは頂点に達した。

「こらぁー!」

娘はダンボールの中に身を隠した。

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箱入り娘

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もう、これじゃー怒れないでしょ。

どんなに上手に隠れても可愛いちょんまげが見えてるよ。

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お風呂に入り冷えた身体を温めた。

さっきの怒りはどこへやら クスクス笑えて.笑えて.この上ない幸せさえ感じてる。

『箱入り娘』今夜の日記はこれだわ…☆”

おでこのにきびがなかなか治らなくて、お風呂上りは前髪をごらんの通りくくっている15歳のこの娘、周囲を気遣う優しい子。

やると決めたときの覚悟は男らしく、ここぞという時すごい力を発揮する。

今までスポーツを通して数多くの震える感動を与えてくれた。

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五月に冷たい雨が降っても、さして不思議なことではない。梅雨寒むと言う言葉があるからねぇ。

ダンボールを用意したけれど、衣替えはもうちょっと後にしよっかぁー。

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音楽。。。星。。。音楽

華やぐ時

バラ

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 GW晴れ、長女が帰省して家中とっても華やいだ。

子どもたちは、お互いのお腹や腕の太さを比べたり、身長を測ったり。

姉妹は髪のブローの仕方やテレビ番組のこと。

兄弟はゲームのことやCDのこと。

双子たちは、日頃、携帯電話で通話もしているし、メールも交わしているのに、それぞれの高校生活や共通の友人のことを あれこれと話し込む。

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姉 : 「 わ~、こちびちゃんのお腹出てきたね。これ、やばいよぉ。」

妹 : 『 あー、そこよりココ。 そう、ここの方がポチャポチャよ。 気持ち良かろ。』

兄 : 「 おまえ、鶏がらのように細いなあ~。ちゃんと食えよ。 おっ!まだ、背が伸びよるのぉ。俺より高くなるかもなあ~。」

弟 : 『 何言よん。 だいぶ筋肉ついてきたんじゃけん。毎晩、鍛えよんよ。』

「 お兄ちゃん・・・*、お姉ちゃん・・・*、ターくん・・・*、こちびちゃん・・・*」

私は台所に居ながら、届いてくる笑い声や、おしゃべりを聞くのが楽しい。

大きな笑い声が聞こえて、しばらくして、今度はなにやら静かな空気が流れてきて・・・聞き耳を立てる・・・。

私は子供達のコラボレーションを楽しむ。なんとも ほほ笑ましい丸い空間を感じる。

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ところが、

夫の子供達を咎める声が聞こえてくると、全てが泡となって消えてしまうんだなー。

長女を送り出し彼女の弾む声とコロコロ笑う声が聞こえない今夜は、特に・・・冷めて聞こえる。

私の心は、ポッカリ穴が開いたようだよ。

10分もしないうちに、いつもの楽しい雰囲気に戻る子を見ると嬉しいけれど・・・

「 どうせオレは・・・ 」

 と、自信を無くして、いつまでも尾を引いて悩んでいるのでは・・・と次男の心中が心配になってくる。

寂しくて悲しい気持ちが良く分かるよ。

そんな子には ど真ん中のストレートを投げて、ホームランを打たせてやりたいと思う。なんとか自分の力で元気を取り戻してもらいたいと思う。

おとっつあんも、自分の考えが、全てまかり通るとは思って無いだろうし、他の考え方もたくさんあるということは、そんなことは百も承知なんだ。

子供が幾つになっても、子供を見守ることには終わりがない。子供の将来を真に心配する父親の気持ちも判るんだよ。

だけど、逃げ場が無いくらい責める注意が良いとは思わない。

ストンと落ちるフォークボールを振ってしまって、三振を取られることを幾度も経験するとこうなるのかな。

殊更、子供には厳しくなるのかなー?

 『 言い過ぎたのぉ。すまん。』

って、たまには言ってあげてよ。

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そんな実生活どっぷりのまるさんにも、ときめいていたいって願望はあるんだよ。

もっぱら、月と星と花と海がお相手だけどね。

のんびり眺めて、深~く感じて、広~く想う。

これって恋に近いと思うよ。

初夏の陽気に誘われて、黒島公園の岸壁に立ち 海を眺めた。

爽やかな風を感じ、柔らかな陽の光をたっぷり浴びた。

最高だよ♪

さぁー、私が華となりましょう。

あれ?ハナは、ハナでも、華 ・ 花 ・ 端 ・ 鼻 。

あー鼻炎が・・・。

今日も大きなくしゃみを連発してしまった。

燧灘