一寸先が見えない時

職を無くしたー。
一寸先が見えない。
暗いトンネルの入り口に立っている。

私は、未来を思い描いて、何を始めたら良いのか考えた。
そして、その試みを積み重ねて そこに向かって❤この数年半端ないほど努力した。
未来を見つめて ジャンジャンバリバリ ただただ頑張った。
だけど、
その未来は、道半ばにして無謀にも崩れた。
組織に染まる事は、簡単ではない。
想いの丈を注いだが、柔らかいお尻もほっぺも 今この手に触れることは無い。
小さな子どもたちのそれぞれの成長を喜んだあの時間は貴重だった。
でも今、何も残っていない。

自分の人生と向き合ってみる。
自分は、シンプルに生きていきたい。
なのに
自分が何処に向いているのかイメージを持てない。
せっかちになったり、愚痴を並べたり、何かしらを吐き出したいと思っている。
そんな負の思いは消し去りたい。
嫌だ!嫌だ!シンプルに生きたい!

どんな未来を思い描き、そこに向かって何を始めたらいいのか?
何かしらの試みを積み重ねていく術も 今は思い浮かばない。
だからこそ 始まりに戻ってみようっか!

夫は、組織に依存せずに生きている。
心乱れることなく貴重な時間を自由に生きている。
私は、それを羨ましく思いながら 尊重している。

友は、心乱れながらも組織の中で公平に立っている。凛としたその姿はカッコイイ!
私は、出来ることなら、そんな仲間に包まれたいと思っている。( ˘ ³˘)

私は、どうしたものだろう。
一寸先が見えない。暗いトンネルで孤独になるな!
一寸先が見えない時だからこそ、軌道修正をしなくっちゃ!


 

一寸先が見えない時に、友人Sから誘いを受け、ランチにいきました。
彼女は、公私を見事に使い分け、傍目では淡々と生きています。
半年合わない間に彼女の私的環境は悲喜こもごもでした。
詳細は書けないけれど、私も経験があることなので、ホッとしたのも束の間、慌ただしく、心乱れる時もあっただろうと察しがつきます。
長く組織に携わる聡明な彼女の話を聞いていると うなずけることが沢山あります。
彼女を前にすると 社会に組織に依存することがさほど重要では無いと思い知らされます。いつどんな時もシンプルに生きていきたいと思います。
彼女の言葉を振り返ってみました。
そう、彼女はこんな硬い言葉は使わないけれど、要約すると下記のとおり。
「何が間違いか?何が正しいか?自分の意思は大切にしなければならない。が、人と接するときは、関係ない。職場では自分の思い以上に、目の前の人の喜び悲しみが重要だ!多勢に無勢のときこそ、勢の権力の暴走は許してはならず、まずは、常に少人数の意見をも聞く姿勢を持たなくてはならない。心に余裕を持ち、次に公平に視て、指摘し、是正していかなければならない。」
と。
彼女は、母ちゃん的立場をわきまえていて 公平な人だと思います。

彼女は私との会話で“日々のよしなしごと”を語れるので嬉しいと言ってくれました。
私も好きだなー。これから先もこの友と会える時間を大切にしたいと思います。
そうね~。そうね~。とうなずきながらコーヒーを飲みました。
さー、80㎞離れた長女のもとへ 数日行ってきます。

職を失った今、コロナ事情を気にせず心置き無く行けるわ。

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さて、さて

.

とんでもない間違いをしてしまった。

健全な精神は健全な肉体に宿るといわれるとおり、体調が不調だと的確な判断が出来なくなる。

数日休暇を頂いていたこともあり、園長の了解を得る前に、80㎞ノンストップで松山へ行ってしまったのだ。

コロナ禍、市外へ出るときは、園長の了解を得ることが必要だと職員会議で聞いていた。

婿殿のSOSを受けて娘の育児が緊急事態と察し、こりゃ~大変、娘のところへ!と 私は、逸る気持ちを抑えることが出来なかった。

この行動はおかしいと思えば、考え方を中断しなきゃならないのだけど、中断をすべきことが判らなくなってしまっていた。

疲れているのだろうか。心に余裕が無いとダメだな。

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「コロナに対しての認識が全職員と違います。発症している市へ行くには皆さんは相談有りますし、申告します。どなたも自粛はしています。
何かあっては遅いと思いました。私は、子どもたち、保護者、職員、地域を守りたいです。退職して頂くよう決めていました。
…書類は、出来次第送らせて頂きます。」

と言った内容のLINEを園長から受信した。

.

さてさて、深呼吸をしなきゃ。

下記のように返信したが…言い訳に過ぎない。

LINE2

当夜を追記:

娘は、連日夜泣きをする子どもを婿殿に託して、雨の降る夜中、傘を持たずに泣きながら家を飛び出したという。

その娘は、何事も無かったかのように気丈に振る舞う。

「かあさん、いらっしゃい。ゆっくりココで休んで帰ってね。」と。

離乳食が快調に移行し、次々と食べれる食材が増えていることを嬉しそうに話す。

娘は、心配をかけまいと 気丈に振る舞っている。

私は、お手上げ状態の婿殿に

「娘は貴方に安心して甘えているのね。SOSを発することは、決してマイナスでは無いので、私にドンドン甘えてね。不安は、不安を呼び込んでしまうのでプラスの発見や、笑顔で語り合う時間を少しでも多く取って頂けると嬉しいな。」

といったことを そっと 話して一夜で帰った。