幸せの音色



日曜日、市民吹奏楽団のスプリングコンサートへ娘と一緒に行って来ました。



私にとって年に2回の市吹の演奏会は、楽しみで楽しみで…待ち望んだ癒しの空間です。



不穏な聴き取り方をする左耳には耳栓をしていましたが、今回も心の弾む素敵な時間でした。
吹奏楽オリジナル曲から演歌やポップスに至るまで、管楽器の音と音の受け合い掛け合いが美しくパーカッションの刻む音とともにハーモニーを作り出し、
はじまりからアンコールまで見応え聴き応えがありました。



プログラムのひとつに 春ならではの「あなたも指揮者!」コーナーがあります。
コロナ禍で頓挫して4年目の復活でした。
満席の中から挙手で選ばれた女性のパフォーマンスがそれはそれは見事で最高に盛り上がりました。
楽しくて和やかな時間でした。



幸せの音色は思い出せるものですね〜。
数日経った今日も幾たびもふけっておりました。

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映画『すずめの戸締まり』



なんと!まだ上映していました。



『すずめの戸締まり』を観てきました。



この映画は公開から4〜5ヶ月経っています。
この上映期間って、ファーストランを超えて かなりのロングランと思っていいですか?
映画館で上映する期間は作品によって異なりますよね。



蝶とミミズ、三本足の椅子と要石。その相反する関係も姿も発想も面白いけれどリアルなのは背景です。



画中、
大洲市の肱川橋梁とその背景に大洲城を見つけましたよ。
八幡浜港と車道に出た海沿いの町並みは、熱々の揚げ物を買うために私も足を踏み入れこの目で経験しています。
列車や駅(聖地:下灘駅も登場)、そしてミカンと彼岸花、池や山々の自然の描写が素敵!誠に素敵です。
中でも八幡浜駅の美しいこと!
私の知っている八幡浜駅は20年前の記憶ですが、画中の木造の佇まいや上り下りの渡り廊下を含む構内の様子は、恐らく実物以上に美しく輝いていました。一瞬にして神秘的な駅に記憶を置き換えてしまいました。
飛んだ県がある中、愛媛の善きところを描写してくださりとっても嬉しかったです〜〜〜♥



扉の向こうにある世界は、すべての時間が同時に存在する世界のようです。
自分しか居ません。幼い自分に会える世界です。あっ違ったか…未来の自分に会えるのです。が…。
日本列島の歴史ある災害と対峙するSF物語です。恋愛ファンタジーではなく、その斜め上のところが凄くイイと思います。



足の欠けた不安定な椅子が、走る 飛ぶ 倒れる。
これって、心に傷を負った者が、様々な出逢いに助けられ、心の傷を抱えながらも自分自身の足で立ち上がる!前に進む!というお話だと感じました。

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『めがね』を観た



『めがね』2007年に公開の映画をようやく観ることができた。



波の音が心地よく、不思議な時間が流れている。
大人は全員おしゃれなめがねをかけて海を眺めて黄昏れている。

気取らず、語らず、周りの目も気にせず、
皆、静かに自分の世界に入っているように観える。

義務を全て果たしきった人たちのお話のようなーーー。

穏やかな気持ちになるどころか…
私には、心もとない時間をゆるゆると過ごす不思議な世界に映る。



「めがね」の象徴するものって、先入観や偏見、欲望なのかもしれない。
ココは、生きていくうえで染み付いてしまったものを捨てて渡る賽の河原か?

以前に視聴を試みるも…
観ながらそのまま深い眠りに入りそうになった。
この世界観は何なんだ?
と、Huluの視聴中の欄に何年も棚上げしていた。

「迷わずここに来れたから、ここに居る才能がある。」
と、宿の主人が言っていたが
私もようやく機が熟したのか?(笑)



大事なのは焦らないこと
焦らなければ、そのうちきっと。
そのうちきっと成仏できるとでも? 
開眼するとでも言うの? 

ことに
海の向こうはどんな世界なのか?
黄昏れ上手になれた時、幸せになれると言うのだろうか。

子ども達も一緒に踊る愛嬌と脱力感のあるメルシー体操。
これが踊れたらこの向こうに渡れるとでも言うのだろうか。



テンポが良くてピンと背筋が伸びる映画が好きな私が、
首を傾げながら一人きりの静かな時間にこの映画を見終わった。

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あなたに聴かせたい歌があるんだ



Huluオリジナル『あなたに聴かせたい歌があるんだ』を観た。



私の生きざまは平凡だけど、決して退屈はしていないよ。



アラサーが あらがった時間は、単なる通過点か?それとも生きざまか?
まさしく人生だ!
成りたい者を諦めても 成れなくても主役なのか?
実に主役だ!
かすみそうのように主花を盛り立てる花があるように、それぞれに役割がある。
誰もが一冊の本になるような人生を送っている。



一人ひとり寄り添いたくなるほど、素敵な話しだった。



銘々の始まりから断片が見えてきた。
表情やシルエット、そして背景に気を取られているうちに生きてきた時間と面持ちが段々見えてくる。



あなたは必要な存在なんだ。
結果ではないんだよ。
後悔しないで!
あなた達が自分の歩んだ道を好きでいることを願っている。



そう…声を掛けたくなるくらい愛おしい。

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歯を磨いている最中もキリンジの「エイリアンズ」がイヤーワームする。

映画『ファンタスティック・ビースト・・・』

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』
ひっ さし ぶりに
娘とレイトショーの映画を観てきた。



幸福感が満載の映画だった。



主人公のニュートがお世話をしている魔法動物たちが、魔法のトランクから出てくる出てくる♡
修羅場から間一髪まで、そんな数々のエピソードに興奮が止まらない。



なかでも
瞬時の疑似化!かわいすぎ!
サソリのような生き物の群れを引き連れて横歩きをするスキャマンダー兄弟が面白かった。
笑いの溜まり場、場内の一体感は、懐かしい感覚だった。



トランク6つの注文!
さてさて、どんな作戦が繰り広げられるんだろう。
って、わくわく。



個人的には、ジョニーデップのグリンデルバルドが観たかったなー。
ダンブルドアとグリンデルバルドの関係性…
また違う表情や雰囲気を感じることができたのでは…と思うのよ。

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